【読書感想文】ジェラード自伝 その3

2017-06-03

ジェラードの自伝の読書感想文、チャプター1、チャプター2と色々な苦労話を打ち明けてきたジェラード。
チャプター3でもその苦労は続いていくようです。そして大きな悲しみと、少しの希望と。

CHAPTER 3 歓喜と悲嘆と

いきなり13-14シーズンの夏の回想から。第3節マンチェスター・ユナイテッドとの大一番。
スアレスは出場停止で不在です。
頼みの綱はダニエル・スタリッジ。

しかし怪我の不安を抱えていて出場は微妙。
リヴァプールファンにはお馴染みのヤツですね。

そんなスタリッジの事をジェラードは「時々、背中を叩いてやらなければいけないタイプ」と。
これはまだよくて「スアレスにこんなことを言う必要は絶対にない。」、「スアレスとスタリッジにメンタリティは違う。」と。
まあ実際そうなのかもしれないけど、こういうストレートな物言いってイギリス人だからなのかなあ。
スタリッジは心中穏やかじゃないだろうな。
あるいは奮い立たせるためか?

幼い頃、ユナイテッドは敵だと躾けられた事や、忌々しきファーガソンの記憶を交えながら、試合の回想は進み、結果はリヴァプールの勝利!

やったああああ!

活字で回想でもユナイテッドからの勝利は嬉しい。

それにしてもリヴァプールは本当にユナイテッドが嫌いなんですね。
例えば、日本のプロ野球では巨人阪神が伝統の一戦、宿敵同士に当たるけれど、大阪にも巨人ファンは大勢いる。そういった事がリヴァプールとマンチェアスターの間では有り得ないのでしょうか。

そして回想はもっと重要な戦いへと。

ヒルズボロの悲劇。

96人の犠牲者の名誉がようやく回復できようかという節目の時期です。
事故当時ジェラードは8歳。
そして事故の犠牲者の中には、ジェラードの10歳の従兄弟の名も。

いつも一緒にボールを蹴っていた従兄弟が、大好きなチームの応援に行ったまま帰ってこないというのが、8歳の子供にとってどれだけの衝撃か。

ジョン=ポール・ギルフーリー。

ジェラードが生涯胸に抱き続ける名なのでしょう。
そしてヒルズボロの悲劇は、リヴァプールファンにとって決して忘れてはならない出来事ですね。

さらに2013年回想は進み、代表ウィークへと。イングランド代表は苦しみながも、ブラジルワールドカップへと歩を進めていきます。
どうも結果が出ないイングランド。ジェラードもなかなか報われませんねえ・・・。

代表ウィークが終わり、再びリヴァプールでの戦いへ。待ちに待ったスアレスの復帰です。
スアレスの人種差別発言という苦い回想も挟みますが、スアレスを得たチームは、上昇気流に乗り、ポジティブな雰囲気の中、この章は終わります。

タイトルは「歓喜と悲嘆と」ですが、圧倒的に悲嘆の割合が多く、この先の歓喜への予感が少しといった具合でした。

ジェラードは並の選手では考えられない程、多くのタイトルを手にしましたが、それでも実力から考えると少ない。
リヴァプールのキャプテンでいる事の宿命なのでしょうか。

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