【読書感想文】ジェラード自伝 その11

2017-07-16

ジェラードの自伝の読書感想文、チャプター11。
ブラジルワールドカップが終わり代表引退を決意したジェラード。

それは何よりもリヴァプールのために。少しでもリヴァプールでの出場時間を増やすために。
13-14シーズン、惜しくも優勝を逃してしまいましたが、まだ終わったわけではありません。新たなシーズンの戦いが始まります。

CHAPTER 11 オフシーズンの義務

ルイス・スアレスはワールドカップでの噛み付き事件によって、風当たりが厳しいイングランドを離れる事が確定的に。
ジェラードはアレクシス・サンチェスを始めたとした、トップクラスのアタッカーに声を掛け続けますが、良い返事は得られず。

そんな中、ロジャース監督はあるギャンブルを持ちかけます。

マリオ・バロテッリ

ジェラードは「おいおい」と思ったそうで。

同じく。
「スアレスの後釜にバロテッリなんてどんだけ問題児が好きなんだ。」と思いましたね。

スアレスには本当に残って欲しかったけど、彼のバルセロナへの思いを聞いてしまうと行くなとは言えませんね。
初めて付き合ったガールフレンドがバルセロナに移住。彼女に会うためにウルグアイから、はるばるバルセロナにやってきたスアレス。二人で忍び込んだカンプノウ。
サッカー選手として、戻ってくると誓った16歳のスアレス。
結婚して子供も生まれ、そして夢が現実に。

映画ですか?

別れ際にフェリペ・コウチーニョの事を頼むと、ジェラードに託したエピソードも泣かせますね。
スアレスもジェラードも近い将来、コウチがリヴァプールの中心選手となると確信していたようです。その読みは見事に当たりましたね。

しかしジェラードは、コウチがバルセロナやレアル・マドリードから誘いが来れば、断る事はしないだろうと思っていたようです。
それがどうでしょう。コウチは度重なるバルセロナからの関心の噂には、まったく惑わされずリヴァプール、いやプレミア・リーグを代表する選手に育ちつつあります。
そんなコウチをジェラードは今、どんな思いで見ているのでしょうか。

スアレスの後釜補強は、思わぬ形となりましたが、他にはデヤン・ロヴレンリッキー・ランバートなど順調に選手を獲得。

当初、ロヴレンは批判を浴びていましたが、ジェラードはリヴァプールでの成功を信じていたようです。
ここ最近はかなり良くなってきたように思えますが、きっとまだまだ成長できる。新シーズンも期待しています。

そしてランバート。リヴァプールユース出身だけど、15歳で放出され、工場のアルバイトも経験しながら、下部リーグのクラブを渡り歩き、地道にステップアップ。そしてイングランド代表にまで登りつめたMr.雑草魂。
故郷のクラブに9番として帰還するなんて、本当に夢のある話でした。

スアレスのような特別な才能は無いものの、本当にプロ意識の高い選手だったようで、ジェラードも大いに評価しています。彼にはもう少しチャンスを与えてあげてほしかった。

新シーズンが開幕し、トッテナムを3-0で破る等、好調な滑り出しを見せますがスタリッジが負傷すると、バロテッリの1トップが機能せず絶不調。だからランバートを・・・

チームは低空飛行のまま、久しぶりに本当に久しぶりに、あの舞台へと帰還します。
チャンピオンズ・リーグ。

回想は2002年のチャンピオンズ・リーグへ。
大舞台を直前に控えているのものの、22歳のジェラードは絶不調。
当時の監督、ジェラール・ウリエに対してもキツく当たります。
両親が離婚協議の真っ最中でサッカーどころではなかったようです。
22歳の若者にとっては、それは非常に大変な問題でしょうね。

グループリーグ突破がかかった、バーゼルとの大事な一戦、パフォーマンスが上がらないジェラードは途中交代を命じられ、チームは引き分け。グループリーグ敗退。

ジャラードは厳しいバッシングを受け、傷口に塩を塗るこまれる事に。
結局、両親は和解。監督との信頼関係も修復され、全ては丸く収まりますが、辛い経験でしたね。

そして12年後のチャンピオンズ・リーグ。相手は2002年と同じバーゼル。ジェラードの心境は、当時よりかなり楽だったようですが、チームは低空飛行。バロッテリは相変わらず機能せず、0-1の敗戦。

ジェラードは試合後の会見で、チームに対し苦言を呈します。この発言はかなり波紋を呼んだようですが、時にはこういった厳しい発言も必要なのでしょうね。

その後、ランバートへの賞賛を交えつつ、バロテッリへの愚痴でこの章は幕を閉じます。
もうとにかくメンタリティがダメらしいです。それでも賞賛する機会を探し続けていたと。
「もう!何で分かってくれないんだよ!」といった心境だったのでしょう。
バロテッリってきっと、面白くて遊び仲間としてなら、いいヤツなんでしょうね。
しかしプロフェッショナルとしては・・・
この章のタイトルは「オフシーズンの義務」でしたが、シーズンに入ってからも色んな問題に悩まされていました。キャプテンって選手と監督に間に入る、中間管理職的な役割もあるんですね。

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